以前、イベントに出演していた時に「うちは代々、呪い屋なんです」という男性を観る機会がありました。彼は、人を呪い貶(おとし)める行為に心を痛めて、人とのかかわりを持てなくなっていました。普通の神経の持ち主はこうなります。
昨夜、テレビを見ていたら呪い屋(代行業)をしている人が出演していらして呪いの依頼が多い事を話しておられたのでふと以前出会った男性を思い出したのでした。
テレビに出演されていた呪い屋さんは、神職と僧侶でした。依頼主の気持ちが本物なら仕事を引き受けるとおっしゃっていましたが、自分の努力なしに人を蹴落としてなんとか自分が良い様になりたいと思うのは、根本的に間違っています。
自分ができる限りの事をしてそれでも後少しの助けをお願いしたい時に仏様や神様にお願いするのが筋ではないでしょうか。
人を恨めばその2倍返しで自分に降りかかると言います。「なんで自分がこんな目に遭わなくちゃいけないんだろう。きっとあの人のせいだ」と人を怨むより、「あの人のお陰で自分の課題が分かった、ありがとう」と思える方が、よっぽど人生を良いものにすると思うのです。
呪いの詞も祝詞も同じです(ちょっと極端かな)、要は使い方なのです。どうせなら良い事に使いたいものです。
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